2016年11月3日木曜日

Haiku: aka-tonbo


赤とんぼは何故に
身を焼くような色に包まれるのでしょうね
僕の晩夏の思い出の中のトンボの赤さを
時々は寂しく思い出したりもします


───☆

次から次へと
流れに命を散らしていく赤とんぼが
まるで川面に火を灯しているようで


☆-- Haiku --☆

falling in the river
aka-tonbo after aka-tonbo
flare up the stream

(aka-tonbo = red dragonfly)


☆-- 俳  句 --☆

赤とんぼ水面静かに燃やしおり

aka-tonbo minamo shizuka-ni moyashi-ori


燃え尽きてしまう命は
切ないですね

Haiku: lily of the valley

花のある風景に出合うと
どこかほっとした気持ちを覚えます
無心に咲く花の一心に
自分の汚い部分が洗われる思いがします


───☆

スズランを指先で触ってみたら
その可愛らしい花が音を立てるような気がして


☆-- Haiku 

ring, ring, joy
fingertip touch
lily of the valley


☆-- 俳句 


すずらんを鳴らして楽し指の先

Suzuran-wo narashite tanoshi yubinosaki


探してみれば楽しみは
色々な所にある物ですね

2016年5月8日日曜日

Haiku: spring winds

まだまだ寒い日が続きますが
何となく春の予感を感じる時もあります

春の風はいつでも優しく感じられますね
その暖かさがいつでも心の上にあって
人に届けられれば良いのですが

───☆

春のように人々に優しいものになりたくて
それができな自分がいて

☆-- Haiku --☆

gentle spring winds
to the people, smile
eager to be

☆-- 俳 句 --☆

春のよな心もちたくてため息

Haruno-yona kokoro mochitakute tameiki

いつになったらそのため息はなくなるのでしょうね